母の突然の入院

2012/11/21 19:08 に 長坂 明美nagasaka が投稿   [ 2012/11/21 20:26 に更新しました ]
足もみにはじめて出会ってすぐの7月のはじめ、母が突然入院したと、父から連絡がありました。

しばらく前から調子が悪かったのに病院に行かず、しぶしぶ市内の病院に人間ドックを受けに行ったところ、クレアチニンの値が4.5mg/dl(正常値は0.5~1.2mg/dl)あり、急性の腎不全と診断され緊急入院したというのです。
母は健康なのが自慢で65歳まで病気らしい病気をしたことなく、風邪もほとんどひかない人でした。
その後、クレアチニンの値は9.0mg/dlまで上がり、危険な状態であるとの診断で透析治療がはじまりました。

入院から1週間後、人間ドックの結果が出て、胃のレントゲン結果に異常が見つかりました。
胃の形が変形していて、胸水、腹水もみられるとの所見です。
胃カメラをした結果、スキルス性の胃がんであるとの診断を受けました。

スキルス性の胃がんは、胃がんの中でも特別な進行をするたいへん悪性度の高いがんです。
がん細胞が胃壁の中で広がって粘膜の表面には現れないため、診断がついた時点ですでに他に転移していることが多いのです。(特に腹膜播種を起こしやすい)
アナウンサーの逸見さんの壮絶な闘病で有名になったがんでもあります。
ちなみに逸見さんの執刀医である前田外科病院の院長先生には私が若いころ盲腸にかかったときにお世話になりました。たいへん丁寧な手術をなさる方のようで、術後の傷口がとてもきれいで、どこを縫ったのか一見してわからないほどでした。

さて、母の場合まだ早期で手術が可能であるということで、県内の大学病院を紹介されました。
さらに腎機能が回復しないため、内シャント手術を病院からすすめられ、手術を受けることになりました。この手術、実は時期尚早だったのですが、この病院の先生を信頼しきっていた母は言われるがままに手術を受けてしまいました。
同じころ父が紹介状を持って大学病院に行ったところ、癌がすでに腹膜まで広がっているため手術はできない、腎機能が悪いため抗癌剤治療もできない、手のうちようがないといわれました。
そして余命2ヶ月と宣告されたのです。

そのころ、私はくだんの足もみやさんに週1回のペースで通いはじめていました。
母の入院と病状を父から聞いた私は足もみの先生にそのことを相談しました。
そして、先生に腎機能を回復するための重点反射区である腎臓と膀胱の押し方を習い、母の足をおそるおそる押しはじめたのです。
はじめは、効果があるのかどうかよくわかりませんでした。
しかし、1週間、2週間と押し続けるうちに、ほとんど出なかった尿が出るようになってきたのです。

しかし、それにもかかわらず、透析治療は継続されました。
そして、入院して1ヶ月、肝心のがんの治療はまったくされなかったのです。
7月もおわり、8月にはいろうとしていました。